Weissia exerta
2019/2/10 海上の森(愛知県瀬戸市)
休耕田のそばの土手に見つかりました。
このあたりの土手に生えるコケはコツボゴケやノミハニワゴケなどがほとんどのようです。ここ以外ではトジクチゴケを見つけることができませんでした。
1.成熟間近とみられる蒴をつけています。
2.枯草の隙間に小さなコロニーをつくっていました。
3.葉は全体的に内曲しています。
4.僧帽状のカリプトラが、ちょこんと乗っかってます。
5.左:乾燥すると強く巻縮します。右:湿った状態
6.葉を外して、蒴柄が見えるようにしたところ。
蒴柄は1mmくらい、蒴はやや縦長の球形です。
閉鎖果といいますが、蒴の頭が細長いくちばし状になり、蓋があるように見えます。
7.茎上部の葉。長さ2-2.5mm。
8.基部
9.葉中部。腹側から見たところ。縁は狭く内曲しています。
パピラが多くて、細胞の輪郭はやや不明瞭です。細胞は直径7㎛前後。
10.葉頂は中肋が長く突出します。
11.茎基部の葉。長さ1.5mm。上部の葉と構造は変わりませんが、ややずんぐりしています。