Climacium dendroides
2018/11 木曽川(愛知県犬山市)
木曽川河川敷の、チャートの岩場に生えていました。
かなり大型のコケのようですが、古い茎や枝は枯れてしまっていて、新しい短い枝がたくさん伸びてきているようです。
ササオカゴケとしていましたが、葉があまり偏平につかないこと、翼細胞がわりと明瞭なことなどから、違うようです。
フロウソウは図鑑のような樹状になっていないことが多いようです。
1. やや羽状に多くの枝を出すようです。
2. 湿ったところ。枝は赤味を帯びています。
3. 乾いたところ。葉は少し縮れるようです。
4. 砂がついていてわかりにくいですが、茎には毛葉がたくさん生えています。
5. 葉は大きめのもので長さ3mmくらい。基部は下延しません。少し凹みます。
6. 葉先は少し鎌状に曲がる傾向があります。葉先のみ鋭い歯があります。
7. 葉中部の細胞は、長さ50㎛前後。薄壁で平滑。
8. 翼細胞は大きく、茶色です。
9-10. 毛葉。透明から赤紫色。