Riccardia latifrons var. miyakeana
2019/8 段戸裏谷（愛知県設楽町） Alt. 900m
落葉樹林内の緩やかな沢沿い、水際の倒木を被うように生えていました。
スジゴケ属は油体が大きい種が多いのですが、これはほとんど油体が見当たりません。
生殖器が見当たらないので、var. latifronsかもしれませんが、当地の生育情報ではvar. miyakeanaが報告されています。
2. 細流に横たわる倒木を一面に被っていました。
3. 長さは1cmくらいまで。不規則に枝分かれしています。
4. 葉状体の幅は0.5㎜前後。先端部分は少し凹んだようになるものが多いようです。
5. 背面。粘液毛は見当たりません。
6. 腹面。こちらも粘液毛はほとんど見当たりませんが、少しだけ先端付近に粘液毛らしいものがありました。
7. 表皮細胞。長辺は50㎛前後あります。油体らしいものは、表皮細胞にも内部細胞にも見当たりません。
8-9. 葉状体の横断面。 表皮細胞は、内部細胞の1/2程度のものが多いようです。
