Pallavicinia levieri
2020/2 奄美大島(鹿児島県大和村)
渓流沿いの湿った土崖を這っていました。
雌包膜は杯状で、中肋に沿っていくつも並んでついています。
色はやや濁った不透明感のある緑色ですが、クモノスゴケと比べてどうかというと微妙なところです。
雄包膜がないのでP. lyelliiの可能性も考えていますが、平凡社図鑑の写真とそっくりなのでとりあえずP. levieriとしておきます。
生育地の状況
タルスの形や大きさはクモノスゴケP. subciliataとそっくりです。
P. subciliataは葉縁に多くの毛をつけることが多いのですが、こちらはほとんど毛は無いようでした。
4ー6. 雌苞膜