Chenia rhizophylla
2020/6 栗栖(愛知県犬山市)
木曽川に沿った道路そばの植栽木に着生しているナガバヒョウタンゴケを教えていただきました。
葉の形が独特で、中肋にステライドもないので、センボンゴケ科としては独特の形態をしているように思います。
2. 樹幹着生です。樹種は忘れました。
3. 乾燥すると弱く折りたたまれる(キールする)ように巻縮。
4. こちらは新芽が伸びてきているようです。
5. 茎葉1cm以下。少し分枝もするようです。
6. 葉は大きなもので2mmくらい。中央からやや上部が最も幅広い。
7. 葉頂には1個の透明細胞の刺があります。
8. 葉上部の葉縁には不規則な歯があります。
9. 葉中央腹側。葉身細胞は丸みを帯び、25㎛くらい。
10. 中肋を背側から見たところ。
11. 葉基部の細胞はブロック状。
12. 断面を観なくてもステライドが無さそうなのはわかりますが、断面も見てみました。
13. 仮根は茎の基部に少しだけ生えていました。
14-15. 図鑑によると仮根の先に無性芽をつけるそうですが、よくわかりませんでした。
仮根の途中に、むかご上の無性芽らしい塊がついていました。