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カトウゴケ

Palisadula katoi

1950/4 天竜川沿い(愛知県)

 

古い標本で、葉が破れがちですがご容赦ください。

ミノゴケのような短い枝をたくさんつけています。

ナワゴケ科といいますが、茎(匍匐茎)の葉は小さく、縄のように見えなくもないですね。

2. 茎は少なくとも5㎝はありそうです。

3. 枝はこんもりとしてミノゴケのようですが、乾いても葉は縮れません。

4. 茎葉や枝の基部付近の葉は小さい。

5. 茎葉(の切れはし)。長さ1.5mmくらいで卵型、葉先は細長くとがります。

6. 枝葉。3mmくらいで広卵型。

7. 枝葉には、基部を除いて細かな鋸歯があります。

8. 葉身細胞は50㎛くらいでやや厚壁、くびれが目立ちます。

9. 翼部の分化は明瞭で、方形細胞が固まっています。