Plagiochila flexuosa
2021/9 乙女渓谷(岐阜県中津川市) Alt. 900m
チチブハネゴケは常緑樹林帯のコケだということですが、ちょっと標高が高いですね。
葉先のみに鋸歯がある特徴的な葉です。
他のPlagiochilaは思い当たりませんが、自信はいまいちです。
2. 渓谷沿いの薄暗い湿った岩に生えていました。
3. 二次茎は5㎝くらいまでで、ハネゴケ型分枝をするようです。
4. 二次茎はあまり分枝しません。濃緑色でやや褐色を帯びます。
5. 腹面。葉の腹縁は少し下延します。仮根が少ないです。
6. 背面。葉の背縁はかなり下延します。
7-8. 葉は長さが幅の2倍以上あり、先端付近のみ、不規則な荒い鋸歯があります。
9. 葉身細胞は平滑で薄壁。細胞壁はやや褐色を帯びるように見えました。
油体は均質で、眼点があるようにも見えます。
10. 鋸歯。
11. 茎の腹面。腹葉は数細胞程度ととても小さい。