ミズゼニゴケモドキ

Aneura maxima 

2022/2 海上の森(愛知県瀬戸市)

 

ホソバミズゼニゴケと似ていますが、それよりも透明感があって、葉状体の縁がひらひらなのが印象的です。生殖器が無いと、確実に区別するのは難しいかもしれません。

雌雄異株ということで、観察個体は短側枝に造精器をつけていました。

2. 泥質の湿地で、枯草や朽木の上に生えていました。

3. 葉状体は5㎝くらいまで、幅5-8mmくらいで、まばらに分枝します。

4. 背面から。透明感があり、葉縁はひらひらで、薄いのが特徴的。

5. 腹面から。仮根は少なめで、中肋付近のみ。

6. 短側枝。

7-8. 短側枝の断面。未熟な造精器が見つかりました。

9. 表皮細胞。50㎛以上の大きさの多角形です。

10-12. 断面。葉状体中央部で9細胞層くらい。葉縁の単細胞層は5-10細胞幅くらいあります。