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フトゴケ

Rhytidium rugosum 2023/10 四阿山(長野県上田市)

 

黄緑色の大きなコケです。

葉が皺だらけで、ラッコゴケのような印象を持ちました。

2. 生育地。日当たりの良い風通しの良い地表です。

3. 植物体は10cm以上になり、羽状によく分枝しています。

4. 背側から。枝先は細くなる傾向があるようです。

5. 腹側から。葉が密集してついています。

6. 腹側から拡大。葉には全体に不規則で細かな皺が見られます。

7. 側面から。葉は腹側に向かって曲がります。

8-9. 葉は2㎜以上になり、少し鎌状に曲がります。

 中肋は1本で、葉の中ほどまであります。

10-11. 葉縁は、葉先から基部まで全体に反曲しています。

 葉先には鋸歯もあるようです。

12. 葉身細胞は長さ20‐40㎛くらいで、オオフサゴケみたいに背側には細胞上端にところどころ大きなパピラがあります。

13. 翼部は厚壁で方形の細胞の区画があります。