カギフタマタゴケ

Metzgeria leptoneura 2023/12 設楽町八橋(愛知県)

 

まばらに無性芽を付けているフタマタゴケです。

葉縁や中肋腹側の毛が多い印象です。

生殖器は見つけられませんでした。

2. 渓流沿いの流れに近い岩壁、雨が降ると水が滴るような環境です。

3. 長さは4-5cmくらいで、分枝はあまり多くありません。

4. 枝先はヤマトフタマタゴケのように丸いです。

 コモチフタマタゴケのように尖ったものは見当たりませんでした。

5. 腹側から。葉縁がやや内曲する傾向があるようです。

6. 葉身細胞は平滑、トリゴン小さい6角形。

7. 葉縁と中肋腹側に、密に毛を付けています。

8. 葉縁の毛は双生で、ややかぎ状に曲がるものもあります。

9. 中肋の断面。腹側(写真下側)が飛び出るのもこの種の特徴のようです。

10. 葉縁には無性芽を付けていました。

11. 無性芽。

12-15. 無性芽は大きくなるにつれて中肋が発達していきます。