Brachythecium noecicum (Bryhnia tokubuchii) 2024/9 佐渡金山(新潟県佐渡市) 金山近くの山中で見つけました。比較的大型で美しいコケです。 中肋が葉先近くまであること、翼細胞の分化が不明瞭なこと、枝葉の葉身細胞にパピラがあることなどから、エゾヤノネゴケだと考えました。 割と珍しい種類のようです。
Didymodon japonicus 2024/9 戸台口(長野県伊那市) 石灰岩の崖に生えていたコケです。 センボンゴケ科のコケも、現地で見極めるのが難しいですが、少し見慣れない感じだったので採集してみました。石灰岩地に見られるイシバイゴケではないかと思います。
12/10/2024
Dicranella varia 2024/10 茶臼山(愛知県豊根村) ウスバゼニゴケの大群落を見ていると、同行者が赤い蒴が出ているのに気づきました。 よく探すと、数か所で少しづつ蒴をつけているのが見つかりました。 配偶体はススキゴケに似た雰囲気ですが見慣れない感じなので、少し採集して調べてみました。
12/06/2024
Brachythecium uncinifolium 2024/6 雨飾山(新潟県小谷村) 生態写真を撮ってませんでしたが、記録のためにのせておきます。 中肋が葉先まで達していること、蒴柄全体にパピラがあること、葉がやや反り返ることなどから、カギヤノネゴケだろうと思います。
08/02/2024
Pogonatum sphaerothecium 2024/6 妙高山(新潟県妙高市) 小型のスギゴケです。 緑が薄く、やや茶色を帯びています。 葉縁が全縁で鋸歯が無いので、よく調べてみました。
Cololejeunea ornata 2024/7 岩村城(岐阜県恵那市) コツボゴケを観察していたら、極小のタイ類が付着していたので検鏡してみました。 腹葉のないクサリゴケ=Cololejeunea...
Aptychella brevinervis 2022/10 屋久島(鹿児島県) 写真はヤクスギランド線で見たものですが、ヤクスギ帯ではかなり普通に生えていそうです。 枝先に長い糸状の無性芽が固まってついていますので、オオタマコモチイトゴケの仲間でしょう。 このあたりの分類群は近年A先生が多くの報告をされていて、少し私の頭ではついていけません。...
Fleischerobryum longicolle 2022/10 屋久島(鹿児島県) ヤクスギランド線を歩いていて見つけたコケです。 サワゴケの仲間に見えますが、かなり大きくがっしりした印象です。 葉身細胞の中央にパピラがあることなどからも、ナガクビサワゴケで間違いないと思います。
Brachythecium rutabulum 2022/10 屋久島(鹿児島県) 屋久島の山中で、蒴をたくさんつけているセン類を見つけました。 アオギヌゴケの仲間のようです。 蒴柄全体にパピラがあることなどから、ヒロハノフサゴケだろうと思います。 Brachytheciumにはヒロハフサゴケという種もあって紛らわしいですね。
Metzgeria consanguinea 2018/9 明治温泉(長野県茅野市) コモチフタマタゴケの標本を見直していたところ、1つだけ植物体が青く染まったものがありました。 乾燥標本が青く染まるフタマタゴケとしては、ヨーロッパ産のM. fluticulosaを考えましたが、この種はもともとはコモチイトゴケM. temperataと認識されていたようで、とても形態が似ているようです。...